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たけのこの保存方法と賞味期限は?

執筆者:食品衛生責任者 牟田 元気(むた もとき)

たけのこは時期になるとたくさんもらったり
することもあります。
長期保存方法もいくつかありますので、
うまく使い分けて保存すると良いでしょう。

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そのままのたけのこの保存は?

たけのこは鮮度が落ちると苦味が出てくるため、
そのままの状態では保存できません。
すぐに茹でてください。茹で汁に付けたまま冷まし、
皮を剥き、タッパーなどの密閉容器に入れて、
水に浸けて冷蔵庫で保存します。
茹でたたけのこからもアクが出てくるため、
水は毎日交換しましょう。

濃い塩水に浸けると、保存が長くなります。
使用時は、そのままでは塩辛くて食べれないので、
呼び塩をしてから調理してください。
呼び塩の説明は下記で紹介しています。

保存期間(賞味期限)の目安は?

  • 茹で筍を水に浸けて保存は、1週間程度
  • 濃い塩水に浸けた場合は、1か月程度

たけのこ

たけのこの茹で方

外側の厚い皮を2~3枚剥がしてから、
よごれをタワシなどを使い洗い流します。
洗ったたけのこは、頭の部分を斜めに包丁を入れ
5cmくらい切り落とします。
さらに縦に1/3~1/2程度切り込みを入れます。
縦に入れた切り込みを手で軽く広げます。

鍋に筍が完全に浸かるくらいまで水を張り、
たけのこを入れ、米ぬか1カップ程度と鷹の爪(乾燥唐辛子)
1~3本入れて強火にかけます。
※米ぬかがないときは、米のとぎ汁で代用しても構いません。

お湯が沸騰しだしたら弱火にして50分程度煮ます。
水が減ってきたら足してください。
茹で上がりの目安は、たけのこに竹串を刺してすっと通るくらいです。
冷ます時は、茹で汁に浸けたまま2~4時間くらいかけて冷まします。
こうすることで、風味が損なわれずに済みます。

触れるくらいまで冷めたら、切り込み部分より皮をはいでいきます。
よく水洗いしてから水に2時間程度さらします。
米ぬかは少々ついていても問題ありません。
あとは、お好みの料理に合わせてお使いください。

たけのこの瓶詰めで長期保存できる

アク抜きしたたけのこを、瓶に詰めやすい大きさに切り、
瓶に詰めて、いっぱいになるまで水を入れて、ふたを軽く締めます。
瓶が肩までつかるくらいのお湯に入れて、火にかけます。
沸騰してから30分程度煮たら、瓶を取り出して
蓋をしっかりと閉めます。
※瓶を取るときはやけどに注意してください。

今度は、瓶全体がお湯につかるように入れて
再度30分程度煮ます。
瓶を取り出して、逆さにして自然冷却します。
冷めたら完成です。
冷暗所で保存してください。

保存期間(賞味期限)の目安は?

  • 瓶詰たけのこの賞味期限は、開封しなければ1年程度
  • 開封後は、水を毎日変えて1週間程度

塩漬けで長期保存

あく抜きしたたけのこを半分切ってから、水気をしっかり切ります。
たけのこに塩をたっぷりと塗る感じでまぶしていきます。
塩を敷き詰めた容器にたけのこを入れて、さらに上から
塩でふたをしてから、容器を蓋で閉めます。
1~2日程度したら、水が上がってきますので、水を捨ててから
塩を追加すると良いでしょう。

使用する際は、呼び塩をしてから使いましょう。

呼び塩とは?

薄い塩水に浸けて塩を抜く方法です。
浸透圧の関係で濃い塩から薄い塩に移る性質を利用しています。
※真水ではうまくいきません。

500ccの水に対して、小さじ1~1.5くらいが目安となります。

保存期間(賞味期限)の目安は?

たけのこの塩漬けの賞味期限は、1年程度

干したけのこで長期保存

アク抜きしたたけのこを薄くスライスします。
ザルなどにたけのこ同士が重ならないように並べて
天日干しします。
カラカラになるまで乾燥したら完成です。目安として2~3日程度
保存は、密閉できる容器に乾燥剤と一緒に入れて
冷暗所に保存するか、タッパーやフリーザーバッグに入れて、
冷凍保存すると良いでしょう。

使用する際は、水に1時間程度浸けてから水洗いして、
鍋に新しい水を入れてさきほどの筍を入れて、茹でます。
あとは、お好きな調理をしてください。

保存期間(賞味期限)の目安は?

カラカラに乾いた状態で、1年程度

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冷凍保存で長期保存

たけのこはそのままの状態では冷凍できません。
アク抜きしたたけのこを、薄くスライスするか、千切りにする、
もしくは、細かく切って水気をしっかりと取ったら
フリーザーバッグに入れて冷凍保存します。

使う時は、解凍せずに調理してください。
炒め物やタケノコご飯、汁物の具や煮物に向いています。

保存期間(賞味期限)の目安は?

冷凍たけのこの賞味期限は、1か月程度

腐るとどうなる?どうなったら食べない方がいいの?

  • 異臭がする
  • 酸っぱいにおいがする
  • 少しかじってみて酸っぱい味がする
  • ぬめりがある
  • 赤やピンクなどに変色している
  • 白い液がでてきている
  • ふにゃふにゃになり過ぎている
  • ドロドロになっている


たけのこを切ったときに白いカビのようなものがありますが、
たけのこの成分『チロシン』というアミノ酸が
結晶化したものなので問題ありません。

また、根元のいぼいぼのところが青紫や青黒くなっているのは、
たけのこ内のアントシアニンが反応して青っぽくなっているだけなので、
これも問題ないかと思います。
腐った場合は、酸っぱいにおいや味がしますし、見た目でわかるかと思います。

新鮮なたけのこの選び方は?

  • ずんぐりしていて重みのあるもの
  • 皮が全体的に薄茶色でツヤが良いもの
  • 頭の先が黄色っぽいもの
  • 切り口が変色しておらず白くみずみずしいもの
  • ついている泥が湿っているもの
  • 根元のいぼが少なく、赤色などに変色していないもの


頭の先が黒っぽかったり緑っぽかったりしていると
えぐみが強いため、黄色っぽいものを選びましょう。
ついている泥が乾いていないものは
掘ってから時間が経っていない証拠です。

まとめ

  • 掘ってから時間が経つと苦味が出るため、すぐに茹でる
  • 茹でる際は米ぬかなどを使いしっかりとアク抜きを行う
  • 茹でたたけのこは、数日なら水に浸けて冷蔵保存する
    長く保存したい場合は、濃い塩水に浸けて冷蔵保存する
  • 瓶詰にすると1年くらいもつ。開封後は早めに食べた方が良い
  • 塩漬けにすると1年くらいもつ。使う際には呼び水をする
  • 干したたけのこは、1年くらいもつ。保存は冷暗所か冷凍庫。
    使用するときは、水でもどしてから使用する。
  • 冷凍保存する際は、薄くスライスするか千切りなど細かく切ってから
    水気を取ってフリーザーバッグに入れて冷凍保存する。


保存方法により、数日のもの、1ヵ月のもの、1年のものと
使い分けることができます。たけのこの使用量や保存の手軽さなども
考慮して美味しくいただきたいですね。

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