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保存瓶の殺菌消毒

執筆者:食品衛生責任者 牟田 元気(むた もとき)

保存瓶の殺菌消毒についてまとめてみました。
瓶の消毒といっても様々な方法があり、
瓶の大きさによっても消毒方法が異なることも
あります。こちらでは、保存瓶の消毒方法について
徹底的に紹介しております。

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煮沸消毒する場合

保存瓶とふたを洗剤などでよく洗ってから、
鍋の底に布巾もしくはすのこを敷いて、
瓶が全部浸かるくらいの水を入れて、
その中に瓶とふたを入れて、
火にかけて沸騰してから2~3分程度煮沸します。

布巾などを鍋底に敷くのは、直接瓶を入れると
割れる恐れがあるためです。

ふたがゴム製の場合、長時間煮沸したり温度が高いと
劣化する恐れがあるため、沸騰状態ではなく
80℃程度のお湯に2~3分程度浸けておくとよいでしょう。

煮沸後、瓶を取り出す際は菜箸やトングなどを使用して
やけどしないように取り出して
清潔な布巾の上に逆さにして
乾燥させます。
ふたも瓶同様に逆さにして乾燥させます。

これで煮沸消毒は完了です。

※瓶を熱湯の状態でいきなり入れると、
急激な温度変化によって割れる恐れがあるため、
必ず水の状態から入れるようにしましょう。

保存瓶

中にジャムなど何か詰める場合

瓶の中にジャムなど何か詰めて煮沸消毒を
行う場合は、まず何も入ってない状態で瓶を煮沸消毒し
乾燥させてからジャムなどを8分目程度まで瓶に
詰めていき、空気が通る程度に軽くふたを瓶に乗せます。
※ふたは金属製のものにしてください。

次に鍋の底に布巾もしくはすのこを敷いて、
瓶の高さの7分目程度(およそ2/3)まで水を
入れて、瓶を立てて火をかけます。
お湯が沸騰してから15~20分程度経ったら
瓶を一度鍋から取り出します。
この際やけどしないように注意しましょう。
軍手や耐熱手袋などがあると便利です。

取り出したら、しっかりとふたを閉めて密閉状態にして、
今度は瓶全体がお湯につかるようにして、20分程度煮沸します。

最後に瓶を取り出して、
さかさまにして(ふたが下になるように)
30分程度常温化において冷まします。

これで、中の菌は完全に死滅しますので、
ふたを開けない限り長期間保存することが
可能になります。

この方法は、ジャムだけでなく水煮や肉詰め、
シロップ漬け、ピクルスなどにも利用できます。

その後は冷蔵庫で保存するのが望ましいでしょう。

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梅ジュースや梅シロップなどの大きな瓶の殺菌消毒は?

大きな容器ですと、鍋に入れて煮沸消毒は
通常のご家庭ですとそこまで大きな鍋が
用意できないかと思います。
かといって、熱湯をいきなり瓶にかけたりすると
温度差で割れる恐れがありますし、
一瞬のこと(持続性がない)なので、
しないよりはましですが、殺菌としては不十分です。
※割れる可能性があるのでやめましょう。

その場合は、まず瓶を洗剤などでしっかりと洗って、
完全に水気がなくなるまで乾燥させます。
乾燥したら消毒用エタノール、できればキッチン用の
消毒アルコールを瓶の内側に噴霧してから
きれいな布巾で拭く。
もしくはきれいな布巾にアルコールを浸けてから
拭くとよいでしょう。
その際は、手および手首から上も瓶に入る部分は
しっかりと洗ってください。

ふたについても同様で洗剤で洗って乾燥させ、
アルコール除菌を行います。

電子レンジで殺菌する場合

ふたが金属製のものは電子レンジに入れず、
上記の方法で殺菌しましょう。

瓶は洗剤などでしっかりと洗い
水気を軽くきります。
次に拭かずに水がついた状態で
口が上になるようにして
電子レンジに入れて、
瓶1つにつき、500wで1分程度加熱します。

瓶を電子レンジから取り出したら、
きれいな布巾を上に乗せて自然乾燥させます。
もしくは、ふきんやペーパータオルなどを
敷いた上に伏せて乾燥させてください。

まとめ

一番良いのは煮沸消毒が確実かと思います。
煮沸消毒後の乾燥の際にできれば、アルコールを
噴霧してから乾燥させるとより確実かと思います。

大きい瓶については、煮沸が難しいので
アルコール除菌をする他ないかと思います。

煮沸が面倒くさいという場合は
電子レンジで殺菌消毒を行うと
良いかと思います。

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