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豚肉の保存方法と賞味期限は?

執筆者:食品衛生責任者 牟田 元気(むた もとき)

豚肉は、形状により保存期間が異なってきます。
長持ちする順に並べると、

かたまり > 厚切り > 角切り > 薄切り > ひき肉

このような順になります。
空気に触れる部分が少ないほど、保存期間が長くなります。
つまり、いかに空気に触れさせないようにするのが、
ポイントとなります。

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豚肉の常温保存は?

豚肉は、いかなる場合でも常温保存しない方が良いでしょう。
細菌の増殖は、温度が10℃以上より活動を始め
15℃~40℃内で繁殖が活発になります。
最も良く繁殖する温度は、35℃前後です。

温度や肉の状態により大きく異なりますが、
常温で置いておける時間は、2~3時間程度と思った方が良いでしょう。

豚肉

豚肉の冷蔵保存は?

買ってきたパックの状態でも保存はできるのですが、
出来れば、一度出してキッチンペーパーなどで
軽く押さえるようにして水気を取り除きます。
次に、空気に触れないように、
ラップでしっかりと包んで、さらにジップ付き袋に入れて
冷蔵庫で保存します。
できれば、チルド室での保存が最適です。

また、塩や醤油などで味付けした豚肉は、
通常の生の豚肉と比べ、多少保存期間は長くなります。

なお、ひき肉は空気に触れる部分が多く、傷みやすいため
他の形状と同じように保存したとしても、
早めに使い切る方が良いでしょう。
長く保存したいのであれば、冷凍保存をお勧めします。

保存期間(賞味期限)の目安は?

基本的には、パックなどに記載されている消費期限内に
使い切るようにしましょう。

目安としては、

  • かたまり、厚切りなどの賞味期限は、3~4日程度
  • バラ、こま切れ、うす切りなどの賞味期限は、2日程度
  • ひき肉の賞味期限は、当日~1日程度

豚肉の冷凍保存は?

豚肉の冷凍保存方法は、
パックから取り出して、キッチンペーパーなどで
水気を取ります。
次に、1回分程度に小分けにしてラップにしっかりと
包んで、フリーザーバッグに出来るだけ平らになるように
して空気をしっかりと抜いて冷凍庫で保存します。
出来れば、金属トレイの上に置いて冷凍した方が、
鮮度が保たれます。

ブロックの場合は、2cm程度(1食分ずつ)の厚切りにして
しっかりとラップ、フリーザーバッグに入れてしっかりと空気を抜いて
保存します。

ひき肉の場合は、100g程度にグラム分けして冷凍保存すると良いでしょう。

豚肉の解凍方法は?

一番良い解凍方法は、使用する前日に
冷蔵庫に移して自然解凍することです。
こうすることで、肉の外側と中心部に温度差が
少ないため、うまみ成分の流出を抑えることができます。

次にお勧めの解凍方法は、
ボールなどに水を張り、肉が水にぬれないように
沈めて、解凍します。肉が厚い場合は、少しずつ
水を流しながら解凍してください。

手っ取り早い方法として、
電子レンジで解凍したり、常温解凍することもできますが、
ドリップがたくさん出てしまったり、
電子レンジの場合ですと、解凍ムラが出ることがありますので、
あまりお勧めできません。

保存期間(賞味期限)の目安は?

冷凍した豚肉の賞味期限の目安は、2週間程度
それ以上保存すると、冷凍焼けやにおい移りして、
味が落ちる可能性があります。
特に気にならないのであれば、1か月程度
保存が可能です。

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豚肉は、腐ったらどうなるの?どうなったら食べない方がいいの?

  • 変なにおいがする(すえた臭いがするなど)
  • ベタベタとぬめりがある
  • 糸を引いている
  • 変色している部分が多い
  • カビが生えている

豚肉が腐ったにおいは、酸っぱいにおいがしたり、アンモニア臭がしたり
汗臭いような臭い、ひどい場合は悪臭がします。

変色した部分は、変な臭いがしなければ、食べることはできますが、
味はかなり落ちています。
その場合は、変色部分だけ切り落として、使用すると良いでしょう。

一度腐った豚肉は、加熱しても食べることはできません。
また、ウイルスや菌などが出した毒素は、加熱しても
毒素は残りますので、食中毒になる可能性があります。
常温などで忘れて置いてしまったものは、注意してください。

新鮮な豚肉の選び方は?

消費期限が長いものというのは、あたり前の話で、
その他の新鮮な豚肉の見分け方としては、

  • 色が淡いピンクで、表面につやがある(変色していないもの)
  • 脂肪部分が白く固いもの
  • ドリップ(肉汁)がでていないもの


これらの状態から外れているものは、
消費期限内であっても、状態が悪いため
選ばないようにしましょう。

まとめ

  • 豚肉は、空気に触れる面が少ないほど保存がきく
  • 常温保存は不可(3時間以内には冷蔵庫に入れる)
  • 冷蔵保存の場合は、パックからだして水気をキッチンペーパーなどで取り除き
    ラップに包んでジップ付き袋に入れて保存
  • 冷凍保存の場合は、冷蔵保存同様にして、さらに小分けにしておくと使いやすい
  • 解凍は、前日に冷蔵庫に移し自然解凍すると旨味が逃げない
  • 常温で置いておいた豚肉は食べない。おかしいと感じたら食べない

このようにまとめることができます。
保存方法をしっかりと行い、腐らせたり
鮮度を落とさないようにしましょう。

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