じゃがいもをたくさん買った、あるいはもらったり
したとき、腐らせるのはもったいない。
長持ちする保存方法はないだろうか?
と、気になりますよね?
徹底的にまとめてみました。
そのままの状態での保存方法は?
じゃがいもは通常、湿気の少ない冷暗所で保存をします。
じゃがいもは湿気を嫌いますので、風通しの良いところに置き
一つ一つ新聞紙に包んで保存すると湿気を防ぐことができます。
一つ一つ新聞紙で包まない場合で、
箱の場合は、新聞紙を敷きつめて保存するようにしましょう。
また、4~5個くらいまとめて新聞紙に包むこともできます。
じゃがいもは光に弱く、少しの光でも光合成をし、
皮が緑になる『緑化』が進みますので、
箱に入れて保存する際は、上から新聞紙をかぶせたり、
黒いビニールを被せておきましょう。
最適保存温度は、5℃前後と言われています。
ですので夏場は、常温保存よりも冷蔵保存した方が
長持ちします。
冷蔵庫もしくは、野菜室で保存をする場合は、
じゃがいもをそのまま冷蔵庫(野菜室)に入れると、
乾燥によりシワシワになっていきます。
ですので、じゃがいもを一つずつ新聞紙に包んで、
冷蔵庫の野菜室で保存すると、乾燥が防げるため
しわしわになるのを防ぐことができます。
[illust_bubble subhead=”リンゴと一緒に保存ってどうなの?” align=”right” color=”red” badge=”check” illst=”check-w3-l”]リンゴを一緒にいれることで、
たしかに萌芽を防ぐことができますが、
エチレンガスの濃度や温度の調節が難しく
うまくいかないことが多く、またリンゴが高いので
リンゴを入れるかどうかは、微妙なところがあります。[/illust_bubble]
保存期間(賞味期限)の目安は?
[check_list image=”check1-b”]
- 冷蔵保存の賞味期限は、1週間程度
- 冬場の常温保存の賞味期限は、数か月程度
[/check_list]
切ったじゃがいもの保存方法は?
切ったじゃがいもをボールかタッパーに入れて、水を張ります。
空気に触れないようにラップをしたり蓋をし冷蔵庫で保存すると良いでしょう。
ただし、水に浸けると栄養が水に流れ出てしまいます。
切ったじゃがいもをラップなどに包んで冷蔵保存すると
黒く変色してしまいます。食べれるのですが味が落ちますので、
その際は、表面だけ軽く茹でてラップをして保存することで
変色を防げます。
黒くなった部分は酸化していますので、
切り取って使うようにしましょう。
保存期間(賞味期限)の目安は?
切ったじゃがいもの賞味期限は、
食べるだけなら目安として1週間。
栄養などの面を考えると、当日に
使い切るのがベターでしょう。
ゆでたじゃがいもの保存方法は?
ゆでたじゃがいもは、皿やタッパに入れて、
ラップ(蓋)をして冷蔵庫で保存します。
ただ、茹でただけで皮が付いている状態でしたら、
剥いているものよりも、保存が長くなります。
保存期間(賞味期限)の目安は?
冷蔵保存でおよそ4日間程度。
美味しく食べるのであれば、当日~翌日。
冷凍保存方法は?
もともとジャガイモは、長期保存が可能な食材なので
生の状態での冷凍保存は基本しなくて良いのですが、
生のものを冷凍した場合、どうなるのかというと、
解凍したときに、中身がスポンジみたいに
スカスカになってしまいます。
茹でたじゃがいもも同様、食感が悪くなるため、
そのままの状態では冷凍しない方が良いでしょう。
その理由から、カレーの中に入っているじゃがいもも
取り除いてから冷凍保存した方が美味しくいただけます。
茹でたじゃがいもを細かく潰すマッシュ状にすることで
冷凍保存が可能となります。
その冷凍保存方法は、
じゃがいもを茹でる、もしくは電子レンジでチンした後、
皮を剥いてジップ付き冷凍保存バックに入れて
マッシュするだけ!
ポテトサラダやコロッケにすると良いかと思います。
保存期間(賞味期限)の目安は?
この状態で、賞味期限は2~3週間程度
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芽がでてきたらどうなるのか?
芽が出てきたら、取り除くことで食べられます。
芽にはソラニンという毒が含まれていますので、
じゃがいもを食べる際は、芽の部分はしっかりと
取り除いてください。
また、芽が出てきたらそのままにしておくと、
じゃがいもの養分が芽に、とられちゃいますので、
早めに取り除くことで鮮度が保たれます。
じゃがいもを光に当てておくと、皮が緑色に変色していきます。
変色した部分にも毒が含まれていますので、
食べる際は変色しているところよりも少し厚めに
皮を剥いてください。
[illust_bubble subhead=”じゃがいもの毒は要注意” align=”right” color=”red” badge=”check” illust illst=”check-m1-l” align=”right” width=”110″]じゃがいもの毒は、熱を通しても
壊れないので、中身の白い部分以外色が違うところは、
しっかりと取り除いて調理しないと
食中毒の原因となります。[/illust_bubble]
腐るとどうなる?どうなったら食べない方が良いの?
[check_list image=”check1-r”]
- 腐ったにおいがするとき
- 中から液体が出てきている
- 芽が出過ぎてじゃがいもがしわしわになっている
- カビが生えている
- 中身が黒く変色している
[/check_list]
という状態でしたら、食べないでください。
個人的には至る所から芽が出ていたり、
緑色に変色している部分が多い場合は、
食べないようにしています。
まとめ
[check_list image=”check1-g”]
- じゃがいもは、基本冷暗所で保存する
- 一つ一つ新聞紙で包んだ方が長持ちする
- 箱で保存する際は、新聞紙を箱に敷き詰めると良い
- 切ったじゃがいもは、冷蔵庫で保存するが、保存はあまりできない
(表だけを茹でて保存すると変色が防げる) - 茹でたじゃがいもも日持ちしない
- 冷凍保存の場合、マッシュポテトにすると良い
- 芽や緑の皮部分には毒が含まれている
[/check_list]
という感じになります。
何か手を加えてしまうと、時間が経つにつれ
劣化が進んでいきますので、早めに使い切った方が
美味しく食べれるかと思います。