執筆者:食品衛生責任者 牟田 元気(むた もとき)
栗の虫食いの見分け方
栗の中に虫が入っていることって
よくあります。本当はあってほしくないけど・・・
こちらでは、栗の中に虫がいるときの
あるいは虫がいたときの見分け方を
見ていきます。
栗の虫喰いの見分け方
栗のおしりの丸い部分や栗のお腹部分に
穴が開いているものは、虫が食べた証拠。
この穴は、虫が栗を食べた後出てくるために
開いた穴で、栗を開いても中がスカスカだったり
することがあります。
次に、水に浮かべてみる方法です。
水に浮かべたときに浮いてくる栗は、
まだ未熟か、虫に食われている栗です。
浮いてくるのは、中に空気が入っているためです。
別の方法としては、平なところに
白い紙を置き、その上に栗を並べ
数時間置いておきます。
虫が入っている栗は
下に粉が出てきますので、
そういった栗は、除去しましょう。
- 栗のおしり部分に穴が開いているもの
- 水に浮かべて浮いてくるもの
- 平らな所に並べて数時間置き、粉が出てくるもの

穴がないのに虫はどうやって入るの?
穴があるものは、虫が出てきた穴
といいましたが、虫がどこから入るのかというと、
栗が成長する前段階、まだ未熟な時に
卵を産み付けるため、栗が成長するときに
穴はなくなるそうです。
といいましたが、虫がどこから入るのかというと、
栗が成長する前段階、まだ未熟な時に
卵を産み付けるため、栗が成長するときに
穴はなくなるそうです。
栗に入ってる虫の正体
栗の中にいる虫は、栗虫と呼ばれていますが、
正式名称は、『クリシギゾウムシ』。
ただ、栗の中に入っているのは、
成虫ではなく幼虫が入っています。
また、数は少ないですが、
『クリミガ』という虫も入っていることが
あります。
ちなみにこのような穴が開きます。
栗虫が入っていた栗はどうするの?
栗に虫が入っている栗は、
特に害はないので、ゆでたりして
食べても問題ありません。
ですが、気持ち悪いという方は、
処分しましょう。
また、市販のものではなく
山などで取れた栗には、
基本的に虫が入っているものと
思ったほうが良いでしょう。
そんな栗は、常温で放置しておくと、
虫が孵化して栗を食べ始めるので
すぐに茹でてしまうか、
冷蔵庫や冷凍庫に生のまま入れて、
虫が孵化しないようにする必要があります。
これで、虫に栗を食べられる心配はなくなります。
中にいる虫が気になるようでしたら、
虫のいる部分だけを切り取ったり、
上記で述べたようにあからさまに
虫が入っているとわかるものは、
除去しましょう。