開封前の生クリーム、開封後の生クリームの
保存方法、ホイップ前とホイップした生クリームの
保存方法や賞味期限など生クリームについて
詳しく調べてみました。
また、余った生クリームの使い方や
腐った場合の見分け方なども紹介しています。
開封していない生クリームの保存は?
開封していない生クリームは、そのまま冷蔵庫で保存します。
保存温度が3℃以下ですので、常温保存はできません。
保存期間と(賞味期限)の目安は?
開封前の生クリームの賞味期限は、パッケージの記載通りです。
大体1~2か月くらいもちます。(種類によります)
なお、賞味期限なので、多少過ぎたとしても適切な保存を
していれば問題ありませんが、
味が低下する可能性はあります。
開封して酸っぱいにおいがしたり分離している場合は、
使用しない方が良いかと思います。
開封後の泡立てていない生クリームの保存は?
開封後は一気に劣化が始まります。
保存方法は、パックのまま冷蔵庫で保存します。
冷凍保存は向いていません。
解凍すると、油脂と水分が分離してしまい
ホイップしたりという使い方はできなくなります。
ただし、加熱する料理に入れたり、コーヒーに
入れる分には問題はありません。
解凍する際は、使用する半日前くらいに冷蔵庫に
移して解凍しましょう。
保存期間(賞味期限)の目安は?
[check_list image=”check1-b”]
- 開封後の生クリームの賞味期限は、3~4日程度
- 冷凍した生クリームは、1か月程度
[/check_list]
[illust_bubble subhead=”賞味期限について” align=”right” color=”red” badge=”check” illst=”check-w3-l”]生クリームは、パッケージに賞味期限が
記載されていますが、これは開封前のものです。
開封後は無効になります。
なお、生クリームのメーカーによっては
保存剤などを使用しているものもあり、
そのようなものは、保存期間が長くなります。
開封後1週間経っても使用できるといった
意見もあるようですが、
分離や変色などにより味が落ちたり、
何より食中毒が怖いため、開封後は早めに
使用することをお勧めします。[/illust_bubble]
泡立てた生クリームの保存は?
泡立てた生クリームは、冷蔵庫もしくは冷凍庫で
保存します。
冷蔵庫で保存する場合は、油脂と水分の分離を防ぐため、
泡立てを7~8分立てでとどめ、使用する際にホイッパーなどで
固さを調節するようにすると、
分離を抑えられ長時間保存することができます。
なお、8分立てとは泡だて器ですくうと立った角の先端が
ヘナっと曲がる程度です。
冷蔵保存方法は、タッパーに入れるか
しぼり袋に入れて、さらにジップ付き袋に入れて保存します。
入らないようなら、ジップ付き袋の代わりに
ラップに包んでも良いでしょう。
泡立てた生クリームの冷凍保存は?
泡立てた生クリームを、ラップに小分けに包み
タッパーかフリーザーバッグに入れて冷凍するか、
製氷皿や小さなアルミケース、卵のパックなど
小さ目の容器に入れて、小分けに保存します。
また、金属トレーの上にクッキングシートを敷いて、
生クリームを小分けに出して、上からラップをして
凍らせます。完全に凍ったらタッパーやフリーザーバッグに
入れて冷凍保存します。
解凍は、使用する3~4時間程度前に冷蔵庫に移して
解凍すると良いでしょう。
なお、冷凍すると風味やクリーム感が落ちてしまいます。
保存期間(賞味期限)の目安は?
[check_list image=”check1-b”]
- 冷蔵保存の賞味期限は、当日~1日程度
- 冷凍保存の賞味期限は、1か月程度
[/check_list]
[quads id=1]
余った生クリームの使い道は?
余った生クリームの使い道は、
液状、ホイップ状問わず、コーヒーやココアに
入れて使用したり、ゼリーの上に入れたり
カップスープに入れる事もできます。
また、料理にも使用することができます。
例えば、スープ全般に入れたり、パスタに使用したり
カレーに入れても合うでしょう。
面白い使い道としては、生クリームでバターを作ることができます。
ただし乳脂肪が45%程度のものに限ります。
作り方は、ペットボトルか長めの瓶などに冷蔵庫で冷やした液状の
生クリームを100mlに対し、塩1g入れて
5分程度振り続けます。すると次第にホイップ状になり
さらに振り続けると油脂と水分が分離していきます。
もしホイップ状で振れなくなったら、ぬるま湯を足して
振ってください。
塊と水分になったら、水分(ホエー)を捨てて出来上がりです。
ペットボトルなら、ペットボトルを切って、取り出してください。
⇒他の使い方はこちら
ちょっとだけ必要な時に重宝します。
【作り方】
牛乳3に対しバター1を用意し、
バターを電子レンジなどで溶かし、ただ混ぜるだけで
なんちゃって生クリームが出来上がります。
牛乳が無脂肪の場合は、大さじ1杯の小麦粉を
混ぜるとコクが出るそうです。
ちょっとだけ必要な時などのために、覚えておくと便利ですよ
[/illust_bubble]
生クリームは腐るとどうなる?どうなったら食べない方がいいの?
[check_list image=”check1-r”]
- 酸っぱいにおい・味がする
- カビが生えている
- ちょっと泡立ててみたらバター状に固まってしまう
- 親指の爪などに1滴乗せてみて、すぐに流れる。玉状に乗らない
- パックの中で油脂と水分が分離している
- 黄色く変色している
[/check_list]
このようになっていたら腐っている、あるいは古くなっている状態です。
食べないようにしてください。
まとめ
[check_list image=”check1-g”]
- 開封前は長期保存可能だが、開封後は日持ちしない
- 開封後、液状のものよりホイップしたものの方が、日持ちしない
- ホイップしたものを時間をあけて使用する場合は、7~8分立てでとどめておき
使用する際に再度ホイップしてから使用すると分離を抑えられる - 冷凍は、液状のものは向いていないが、ホイップしたものは冷凍できる
- 余った生クリームも様々な使い道がある。バターを作ると面白い
- 腐った生クリームの見分け方がある
[/check_list]
このようにまとめられます。
生クリームは、一度に使い切れないことが多いため、
保存方法や使い方を覚えておくと重宝します。
なお、スプレータイプの生クリームというものが販売されており、
このタイプのものは、使いたい分だけ使えますし、
比較的長く保存することができますので、
調べてみると良いかと思います。