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塩の保存方法と賞味期限は?

執筆者:食品衛生責任者 牟田 元気(むた もとき)

塩が固まってしまい、崩さないと取り出せない・・・
なんてことよくありますよね?
これは、塩を入れている容器の中に、水分が入ってしまい
塩が水分を吸収し固まってしまうのです。

つまり、塩が固まらないようにするには、水分を入れないこと。
こちらでは、塩の保存方法と賞味期限を紹介いたします。

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塩の常温保存は?

塩は、温度と湿度の影響を受けやすいため、
高温多湿の場所には置かないようにしましょう。
湿気を吸収すると固まってしまうため、
タッパーやふた付きの容器など、
密封力の良い容器に入れるようにします。

固まるのを防止するために、
フライパンなどで炒ったり焼いたりした生の米粒(適量)
塩の中に入れておくと、米粒が湿気を吸収してくれるため、
塩が固まりにくくなります。
塩を使っていると、時折米粒も一緒に
入ってしまうことがありますので、気になる方は、
炒った米粒を茶袋やガーゼに入れてから、
塩の入ってる容器に入れるようにしましょう。

米粒ではなく、中には爪楊枝炒ったピーナツ
入れるという方もいます。
こちらも、水分を吸収してくれますので、
同じような効果が期待できます。
また、お菓子などに入っている、乾燥剤(シリカゲル)
入れるのも効果的です。

塩の賞味期限について
塩は腐るということがないため、
法令等で賞味期限や保存方法を省略できる
食品となっています。
ですが、温度湿度の影響で固まったり、
においを吸着しやすい性質がありますので、
高温多湿の場所は避けて、
また、においの強いものと一緒に
置かないようにしましょう。
上記の方法を守ると何年でも
使用することができます。

塩

塩の冷蔵保存は?

塩は冷蔵保存することもできます。
冷蔵庫内は乾燥していますので、
特に何もしなくても塩が固まったりすることは
ありません。

ただし、塩を使ったときに、そのまま常温に置いておくと
結露が発生し、塩が固まってしまうので、
使用したらすぐに冷蔵庫に戻さないといけません。

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固まってしまった塩をサラサラにする方法は?

水分が吸着して固まったわけですので、
水分を取ってあげると、塩はサラサラな状態に
戻ります。

その方法として、フライパンに油などなにも敷かずに
塩を炒ると水分が蒸発して、サラサラになります。
このとき、少量の酒を加えてから炒ると
風味の良い塩が出来上がります。

または、固まった塩を電子レンジで加熱しても
水分を飛ばすことができます。
時間の目安としては、大さじ1杯程度の
固まりですと、500wのレンジで30秒ほど加熱すると
良いでしょう。
それでもまだ固まっているようなら、
再度加熱してください。

固まっている箇所が少量なら、
容器に炒った米粒などを入れて、振るだけでも
サラサラになります。

固まりが硬すぎて炒っても何しても
どうしようもないときは、
少量のお湯の中につけて、柔らかくしていきます。
そのまま加熱していくと、水分が飛んでいき
サラサラの塩に戻ります。

天然塩の方が固まりやすい?

塩化ナトリウムよりも、天然塩の方が
固まりやすいです。
これは、中に含まれているミネラルの量に関係しています。
ミネラルなどの他の成分が多いと、
水分を吸収しやすくなりますので、
固まりやすくなります。

塩化ナトリウムは、ミネラルなどの他の成分を取り除いて
作られてますので、固まりにくく
天然塩は、他の成分はそのまま含まれているので、
固まりやすいという性質があります。

まとめ

  • 塩は賞味期限や保存方法記載が省略できる
  • 腐りはしないが、固まったりにおいが移ったりすることがある
  • 固まりは塩が水分を吸着してできる
  • 温度や湿度の影響を受けやすい
  • 密封性の高い容器に保存する
  • 冷蔵庫での保存も良いが、常温に置くと結露が発生するので注意が必要
  • においの強いものと一緒に置かない
  • 固まり防止に、炒った米や乾燥剤を入れると良い
  • 固まってしまった場合、フライパンで炒るか電子レンジで加熱して水分を飛ばすと良い
  • 固まりやすいのは、塩化ナトリウムより天然塩である

塩は、温度湿度に気を付けて、
においの強いものと一緒に置かないことで
賞味期限等ないためずっと使えます。

工夫として、塩を入れる容器は密封性の高いものを
選びましょう。
また、実用的なもの、おしゃれな容器も多く販売されていますので、
キッチンスタイルに合わせて、楽しんでみてはいかがでしょうか?

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