ふきのとうをたくさんいただいたり、
たくさん採れたりした場合、一度では食べきれませんよね?
そんなときどうやって保存するのが良いのか?
こちらではふきのとうの様々な保存方法と
その賞味期限について紹介いたします。
収穫してから常温ではどれくらい日持ちするの?
地域によっても異なるかと思いますが、
収穫してから次の日には萎れたような感じに
なる場合があります。
もっても2日~数日が限度ではないかと思います。
ですので、保存されるなら冷蔵保存が良いでしょう。
冷蔵保存の場合は?
新聞紙で包んでさらにポリ袋などに入れて
野菜室で保存するのが一般的です。
乾燥を防ぐのであれば、新聞紙を軽く湿らせて
ポリ袋などに入れて
保存するというのも良いかと思います。
保存期間(賞味期限)の目安は?
冷蔵保存の賞味期限は、1週間程度
ですが、香りを楽しみたいのなら
早めに食べることをお勧めします。
冷凍保存の場合は?
流水で洗ったら、たっぷりのお湯で2~3分程度湯がきます、
(あくをできるだけ取りたい場合は重層を少量加えます)
すぐに冷水につけてあくを抜きます。
この時、水が緑褐色になりますので、
水を何回か変えながら、淡い黄緑の透明になるまで
行います。
水気をよく絞ってから小分けにラップに包んで
フリーザーバッグに入れて
しっかりと空気を抜いて冷凍庫で保存します。
冷凍の際に金属製のトレイの上で保存すると
変色や味の劣化などがある程度防げます。
解凍方法は?
解凍は自然解凍が良いかと思いますが、
急いでいる場合は電子レンジでの解凍でもかまいません。
解凍後酢の物などのあえ物にしたり、
お吸い物などに入れたり、ふきのとう味噌、
佃煮など様々な調理法ができます。
保存期間(賞味期限)の目安は?
およそ1か月程度。
それ以上保存は可能ですができれば
1か月以内に食べた方が良いでしょう。
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ふきのとうの塩漬け保存
ふきのとうは塩蔵することもできます。
冷凍保存の様に湯がいて冷水に付けた後、
水気を切って、ボウルなどに入れて
塩をたくさん入れて全体に絡めてください。
この時に塩をけちらないこと。
これを瓶に詰めてしっかりと蓋を閉めて
冷暗所や冷蔵庫で保存します。
使用する際はそのままだと塩辛いと思いますので、
薄い食塩水(1~1.5%程度の濃度)に浸けて、
塩抜きをすると良いでしょう。
※これをよび塩や迎え塩といいます。
塩を抜いたら、冷奴の薬味にしたり
炊き込みご飯に入れたり、汁物に入れたりと
様々な料理に使うことができます。
保存期間(賞味期限)の目安は?
塩漬けの賞味期限はおよそ1年程度
ふきのとう味噌にして保存
ふきのとう味噌にすることでも長期保存が可能になります。
冷凍保存同様冷水につけてあく抜きをして、
水気を切ったら、荒くみじん切りにしていきます。
香りを楽しみたいのなら、フライパンにごま油を敷いて、
ふきのとうがしんなりとするまで炒めます。
次に、味噌と砂糖を入れて焦げ付かないように
よく混ぜながら水分がなくなるまで炒めたら完成です。
好みによってお酒を少量加えて炒めても良いでしょう。
分量は、ふきのとう100gに対し、味噌大さじ2杯、
砂糖大さじ2杯、油は小さじ1杯程度となります。
完成したふきのとう味噌は、煮沸消毒した瓶に入れて
しっかりとふたをして冷蔵庫で保存します。
使い方は、ご飯の上に乗せて食べてもいいですし、
ふろふき大根やマヨネーズとあえて野菜につけたり、
冷奴、焼き魚につけて食べても美味しいかと思います。
保存期間(賞味期限)の目安は?
賞味期限は、1年程度となります。
腐るとどうなる?どうなったら食べない方がいいの?
収穫してそのままにしていると、
どんどんしなしなっとして変色を起こしていき、
やがて枯れていきます。こうなると美味しくありません。
また、水分なんかがあるとカビたり粘り気が出たり
糸を引いたりすることがあります。
変色だけなら食べれないことはないのですが、
風味が落ちますので、できればそうなる前に
食べた方が良いでしょう。
収穫したふきのとうに枯れ葉や葉先が黄ばんだような
ものがあれば、取り除いておいた方が美味しく食べれます。
冷凍庫などで長期保存していると、冷凍焼けなどによって
どんどん風味が劣化していきますので、
長く保存したものは食べれないことはないのですが、
美味しいものではありません。
まとめ
ふきのとうは、保存するよりも採れたてを
いただくのが旬を感じるものとして
一番美味しくいただけます。
多量に採れた場合に様々な保存方法を
試されてみると良いかと思います。
保存方法によっては、使い方や味も
異なってきますので、好みに合わせて
保存方法を変えてみてくださいね。