麦茶を作るとき、煮出して作るのか水出しで作るのか
二通りの作り方がありますが、どっちが衛生的なのでしょうか?
こちらでは両方の安全面について紹介致します。
水出しと煮出しどっちが衛生的?
水出しの作り方は、ボトルに水を入れて麦茶パックを入れて
2~3時間程度置いておくという作り方です。
一方煮出して作る場合は、ヤカンに水を入れて
沸騰したら麦茶パックを入れて3~5分程度火にかけてから
火を止めて1時間程度麦茶パックを浸け置きます。
どちらが安全なのか?というと基本的にはどちらも安全で
体に何か影響が出ると言うことはありません。
水出しの場合水道水でも大丈夫?
水出しの場合で水道水を使用して麦茶を作ることもあるかと思いますが、
結論から言うと問題ありません。
日本の水道水は厳しい基準を設けられており、それをクリアしていますので、
そのまま飲むことができます。
また、水道水にはカルキが含まれており、菌が繁殖しにくいものになっております。
ですので、水道水で麦茶を水出しして作ることはとても安全といえるでしょう。
なお浄水器で出した水もミネラルウォーターを使用した水出しでも
ウォーターサーバーからの水でも問題があるということはありません。
夏の暑い時期に直射日光の当たるところや室内などに置いておく
というのは、菌が繁殖しやすい温度帯にあるということなので、
それは問題ですが冷蔵庫で保存する場合は問題はありません。
煮出した麦茶は冷まし方に注意が必要?
煮出した麦茶は、冷蔵庫に入れる前に冷まさなければいけません。
冷ます場合として火を止めてあら熱が取れるまでそのまま放置しておくと、
菌が繁殖する可能性があります。
菌は30~40℃程度の温度でよく繁殖しますので、
そのまま麦茶を放置しておくと、菌が繁殖しやすい温度が
長く続いてしまうため、早くあら熱を取った方が良いです。
あら熱を早く取る方法としては、ヤカンを流水に浸けて
取る方法があります。
桶に水を張り、その中にヤカンを入れて水を流しながらあら熱を取っていきます。
より早くあら熱を取るためには、水を張った桶に氷を入れることで
早くあら熱が取れます。
なお、煮出した麦茶をあら熱が取れる前にボトルに移すと、
ボトルなどに付いている菌が繁殖してしまう可能性があるので、
ヤカンの状態であら熱を取った方が菌は繁殖しにくいです。
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どっちが衛生的か?
水出し麦茶と煮出し麦茶どちらが衛生的かというと、
常温で放置しなければ、また適切にあら熱を取りさえすれば、
どちらも衛生的に問題はありません。
つまり、どちらも安全ということですね。
水出しと煮出しの麦茶どっちが日持ちするのか?
これに関しては、どちらも同じで
2~3日程度は日持ちします。
それ以上冷蔵庫で保存しておくことも可能かとは思いますが、
冷蔵庫の中とはいえ、菌は徐々に繁殖していくので
早めに飲みきるようにした方が良いでしょう。
しばらく飲まないのであれば、冷凍保存するという方法もあり、
こちらは菌が繁殖できない環境なので、何ヶ月も保存することが出来ます。
そのまま全てを凍らせてしまうと、飲む時使用するときに大変なので、
製氷器に入れて凍らせるという方法をおすすめします。
また、500mlのペットボトルに麦茶を入れて凍らせるというのも良いでしょう。
こうすることで、小さな麦茶の氷を作ることが出来ますし、
夏の暑さでペットボトルに入れた麦茶は数時間でほどよく溶けて飲むことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
煮出した麦茶も水出しの麦茶も冷蔵庫で保存する分には
変わりはありません。
ただし、煮出した麦茶の場合、早くあら熱を取るということが
大切になってきますので、その点だけ注意してください。
また、どちらの作り方も2~3日程度で飲みきるよう心がけてください。