執筆者:食品衛生責任者 牟田 元気(むた もとき)
お好み焼きの保存方法と賞味期限は?
お好み焼きは、常温保存ではなく、冷蔵保存
長期間保存した場合は、冷凍保存が良いでしょう。
こちらでは、お好み焼きの保存方法や食べない方が良い
状態などについて紹介しております。
お好み焼きの常温保存は?
お好み焼きの常温保存は、菌の繁殖が
活発になるので、基本的にはしないほうが良いでしょう。
常温保存したとしても、冬の寒い時期限定にした方が安全です。
常温保存方法ですが、
お好み焼きの粗熱を取ってから、
ラップに包んで空気に触れないようにします。
直射日光の当たらない、低温の場所で保存します。
暖房が入っている部屋などは、冬でも温度が高くなっていますので、
そういったところでは、保存しないようにしてください。
保存期間(賞味期限)の目安は?
- 夏場の場合、2~4時間程度
- 冬場で常温が冷蔵庫程度の温度の場合、1日程度

注意点
生焼けには注意してください。
また、常温保存の場合ですと、菌が繁殖しやすい状態ですので、
基本的には常温化での保存はしないように!
万が一魚介類などに付着している腸炎ビブリオの菌が
お好み焼きに付着していた場合、
温度などの条件がそろえば、
2時間の保存でも危険な状態となることがあります。
また、常温保存の場合ですと、菌が繁殖しやすい状態ですので、
基本的には常温化での保存はしないように!
万が一魚介類などに付着している腸炎ビブリオの菌が
お好み焼きに付着していた場合、
温度などの条件がそろえば、
2時間の保存でも危険な状態となることがあります。
お好み焼きの冷蔵保存は?
焼いたお好み焼きは、粗熱をとってから空気が触れないよう
1枚ずつしっかりとラップをして冷蔵庫で保存します。
さらにその状態でジップ付き袋に入れるか
タッパーなどの密閉できる容器に入れた方が理想的です。
温める場合は?
冷蔵庫で保存したお好み焼きは、
電子レンジで温めるとよいでしょう。
トースターやフライパンで焼き上げると
サクっとしておいしくなります。
お好み焼きの具材にイカが入っている場合、
電子レンジで加熱するとイカが破裂する恐れが
ありますので注意してください。
調理する前にイカに細かく切れ目を入れておくと、
ある程度破裂を防ぐことができます。
保存期間(賞味期限)の目安は?
お好み焼きの冷蔵保存は、1~2日程度
お好み焼きの冷凍保存は?
焼いたお好み焼きは、粗熱が取れたら
1枚1枚ラップで包み、フリーザーバッグに入れて、
しっかりと空気を抜いて冷凍保存します。
理想としては、ラップに包んだ後金属製のトレーに乗せて
凍らせます。凍ったらフリーザーバッグに入れて
再び冷凍庫へ入れると、品質が保たれます。
解凍、調理方法は?
食べる1時間程度前に冷凍庫から出しておいて
自然解凍させます。
次に電子レンジで加熱します。
急いでいる場合は、冷凍された状態で電子レンジで
加熱してもかまいません。
フライパンやトースターで焼き上げると
サクっとした美味しいお好み焼きになります。
保存期間(賞味期限)の目安は?
冷凍したお好み焼きの賞味期限は、1か月程度
1か月以上保存は可能ですが美味しく食べられる目安として
1か月と記載しております。
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お好み焼きのタネの保存は?
お好み焼きのタネは、キャベツなどが入っていると
水分が出てきて、水っぽくなってしまったり、
卵や魚介類が入っていると傷みやすいため、
できればタネの状態で保存するのではなく、
焼いて保存した方が無難かと思います。
もしタネの状態で保存を考えているのでしたら、
野菜や卵などの具材は混ぜずに別々で保存した方が
良いかもしれません。
すべてを混ぜた状態で保存することはできますが、
うまく焼けなかったり、味が落ちる可能性はあります。
保存方法としては、
ボールに空気が入らないようにラップをして
冷蔵庫で保存します。
冷凍保存は、焼くときにうまく焼けない可能性が
ありますので、おすすめできません。

残ったタネの使い方
タネが残ったら、小さく焼いて
プチお好み焼きにすると
お弁当のおかずとして使用することができます。
生地を小さく薄目に焼いて、マヨネーズなどのトッピングを
サンドイッチのように包めば、
おしゃれなお好み焼きサンドになります。
プチお好み焼きにすると
お弁当のおかずとして使用することができます。
生地を小さく薄目に焼いて、マヨネーズなどのトッピングを
サンドイッチのように包めば、
おしゃれなお好み焼きサンドになります。
保存期間(賞味期限)の目安は?
タネの賞味期限は、当日~2日程度
腐るとどうなる?どうなったら食べない方がいいの?
- 異臭がする(酸っぱいにおいや臭いにおい)
- カビが生えている
- 常温で長時間放置していたもの
- 酸っぱい味がする(味が異なる)
- 糸を引いていたりねばねばしている
このような場合は食べない方が良いでしょう。
常温で放置していたようなお好み焼きは、
見た目や味が問題なかったとしても
食中毒菌が繁殖している可能性がありますので、
食べない方が無難です。
また、少しでも何かおかしい!!と感じたら食べない方がよいでしょう。
まとめ
- 基本的に常温保存はしない
- 冷蔵保存は、粗熱を取ってからラップに1枚1枚包み
ジップ付き袋に入れて保存する - 冷凍保存は、粗熱を取ってから1枚1枚ラップに包み、
フリーザーバッグに入れて保存 - 解凍は、1時間程度常温においてから、電子レンジで加熱か、
フライパンやトースターで焼く - お好み焼きのタネの保存は、長期保存できない(焼いてから保存がおすすめ)
お好み焼きを作ると、たいてい余ってしまいます。
保存方法をしっかりと行い、残った分も美味しく
食べていきたいですね。