執筆者:食品衛生責任者 牟田 元気(むた もとき)
伊達巻の保存方法と賞味期限は?
おせち料理に欠かせない伊達巻ですが、
早くに作ってしまった場合や
毎年伊達巻が余ってしまうという方も
決して少なくないはず。
伊達巻はどのような保存をすればよいのか?
また、どうなったら食べれなくなるのか?についても
紹介いたします。
目次
常温保存の場合は?
伊達巻は、砂糖を使用しているため
保存性に優れていそうですが、
卵と白身魚のすり身もしくははんぺんを使用していますので、
基本的には冷蔵庫での保存が安心です。
常温でやむなく保存される場合は、
伊達巻をラップに包むか、タッパーに入れて
密封した状態で、
日中の室温が常に10℃以下のところで
直射日光の当たらない場所で
保存してください。
そういった部屋がない場合は、段ボールや
発泡スチロールを用意し、
伊達巻もしくはおせち料理ごとその中に入れて
保冷剤を入れて、ふたをして保存します。
保存期間(賞味期限)の目安は?
常温保存の賞味期限は、1~2日程度
ただし、常温保存は暖房の兼ね合いなども
ありますので、賞味期限は各家庭で
変わってくるかと思います。

保存性を高くするには?
保存性を高くするためには、
砂糖の分量を増やすことで
保存期間は長くなります。
しかし、甘めが好きな方以外は
難しいかもしれません。
また、レモン汁を入れておくことで
菌の繁殖を少し遅らせることができます。
砂糖の分量を増やすことで
保存期間は長くなります。
しかし、甘めが好きな方以外は
難しいかもしれません。
また、レモン汁を入れておくことで
菌の繁殖を少し遅らせることができます。
冷蔵保存の場合は?
切れているものや切れてないものも含めて
一つ一つラップに包んで、できればその上から
ジップ付の袋に入れて、
もしくは、タッパーに入れて保存しても構いません。
冷蔵庫で保存します。
作りたての場合は、冷めてからラップに巻いてください。
また、クッキングシートごと
すだれで巻いた状態でそのまま
冷蔵庫で寝かせるという方法もあります。
保存期間(賞味期限)の目安は?
冷蔵庫での賞味期限は、4~7日程度
作り方によって変わってきますので、
絶対ではありません。
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冷凍保存の場合は?
切ったもの切ってないものに関わらず、
一つ一つラップに包んで、フリーザーバッグに入れて
しっかりと空気を抜いて封をして
冷凍庫で保存します。
ただし、食べやすい大きさに切ってある方が
早く冷凍できますので、切った状態で保存することを
お勧めします。

購入したものは?
スーパーなどで販売されてる
伊達巻は、一度冷凍されたものを解凍して
販売されていますので、それをご家庭で
再び冷凍すると、著しく風味が落ちる
可能性がありますので、注意してください。
伊達巻は、一度冷凍されたものを解凍して
販売されていますので、それをご家庭で
再び冷凍すると、著しく風味が落ちる
可能性がありますので、注意してください。
解凍方法は?
食べる前日に冷蔵庫に移して自然解凍します。
もしくは、食べる数時間前に出して
常温で自然解凍してください。
急いでいる場合は、
電子レンジで解凍しても構いません。
おすすめは、冷蔵庫での解凍です。
保存期間(賞味期限)の目安は?
冷凍保存の賞味期限は、1カ月程度
腐るとどうなる?どうなったら食べない方がいいの?
- カビが生えている
- 酸っぱくなっている
- 糸を引いている
- 異臭がする(すえたにおいなど)
このようになっている場合は食べない方が
良いでしょう。
伊達巻は卵や魚のすり身などを使用しているので、
以外に早くこのような状態になることも
ありますので、できるだけ早くお召し上がりください。
まとめ
伊達巻は市販のもので開封されていなければ、
常温で保存できるものもありますが、
基本的には冷蔵保存しましょう。
ですが、上記でも説明したように
傷みが早いので気を付ける必要があります。
長期保存するのであれば、冷凍保存が可能なので、
冷凍保存してすると良い顔ともいます。