おにぎりを保存するとき、常温保存は
どのようにして行うのか?
冷蔵保存や冷凍保存は可能なのか?
おにぎりのにぎり方で、保存期間がかわるのか?
そして、腐るとどうなるのか?など
おにぎりについて
詳しく紹介しております。
おにぎりの常温保存は?
おにぎりはお弁当に入れたり、
そのまま持って行ったり、何かと
常温保存になるかと思います。
ですが、常温保存では、特に夏場は傷みが心配になってきます。
そこで、常温保存に適している方法を紹介します。
おにぎりは素手で握らない
おにぎりを素手で握ると、手の菌がおにぎりに
ついてしまいます。
いくら手をきれいに洗っても、菌は残っています。
特に注意が必要なのは手に傷がある場合、
黄色ブドウ球菌がおにぎりについてしまい、
増殖を始めます。
これにより食中毒になる確率が高くなるからです。
ですので、おにぎりを握るときは、
極力手に触れないように
ラップに包んで握るか、100均などでも販売している
おにぎり器などに入れて、形を作りましょう。
おにぎりの具材を腐りにくいものにする
腐りにくいもので代表的なものは、
うめぼしです。
このように防腐剤となるようなものを入れておくと、
傷みにくくなります。
また、昔ながらのしゃけや塩昆布なども、
塩分が多いため傷みにくいといえるでしょう。
気を付けなければならないのが、
マヨネーズ系などを具材に使用すると
傷みやすくなります。
また、ゆかりなどの塩分の多い
ふりかけを混ぜることでも傷みにくくすることができます。
おにぎりに酢を入れる
ご飯を炊くときに、ほんの少し酢を入れて炊くと
傷みにくくなります。
分量としては、3合のとき、大サジ1.5~2杯程度。
海苔は巻かない
海苔をあらかじめ巻いてしまうと、
海苔も傷みやすいものですので、
海苔から腐り始めるということが考えられます。
ですので、海苔を巻くのは食べる前に
巻くのが好ましいでしょう。
夏場など暑い時期は保冷剤を使用する
できるだけ温度を高くしないことが肝心です。
温度が高くなると、菌が活発化してしまいますので、
おにぎりの上に保冷剤を置くなど
おにぎりを冷やすことで傷みにくくなります。
保存期間(賞味期限)の目安は?
季節やつくり方、保存状態により
傷みのくる期限が大幅にずれてしまいます。
一応あげるとするなら、半日といったところでしょうか。
ですが、この限りではございません。
おにぎりの冷蔵保存は?
おにぎりだけではなく、ご飯ものは冷蔵庫で保存すると
どうしてもパサついてしまい味が落ちてしまいます。
ご飯の劣化を早める温度が2~3℃なので、
これを早く通り過ぎる必要があり
その場合は、冷蔵庫ではなく冷凍庫の方が
良いということになります。
状況により冷蔵保存される場合は、
一つ一つラップに包んで保存します。
その状態でタッパーやジップ付袋に
入れておくと、さらに良いでしょう。
なお、冷蔵保存したおにぎりは、
温めてから時間を空けないようにしましょう。
温めた時点で、菌の繁殖にとって
好条件になってしまいます。
なお、冷蔵保存の際も常温保存方法を
もとに行なってください。
保存期間(賞味期限)の目安は?
冷蔵保存の賞味期限は、1日程度
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おにぎりの冷凍保存は?
ラップに包んだおにぎりを
重ならないようにフリーザーバッグに入れて
しっかりと空気を抜いて保存します。
美味しく保存しようと思うと、
炊き立てをすぐにラップ握りして、
湯気ごとラップに閉じ込めてしまいます。
粗熱が取れたら、冷凍庫に入れると良いでしょう。
また、できるならラップで包んだ状態のおにぎりを
金属トレイの上に並べて、冷凍庫で保存し
凍ったらフリーザーバッグに入れて
保存することをお勧めします。
おにぎり用の冷凍保存容器というのも
販売されていますので、そういったものも
活用すると良いかと思います。
解凍は?
解凍は自然解凍すると、パサパサのボロボロになって
しまいますので、そのまま電子レンジで
加熱することが望ましいでしょう。
職場などに電子レンジがある場合は、自然に解凍されないよう
あるのなら冷凍庫に入れておく、
なければ、保冷剤を置くなどして工夫すると良いでしょう。
電子レンジがない場合は、自宅で完全に温めて、
冷めてから持っていくという方法がありますが、
夏場はおすすめできません。
おにぎりではなくなってしまいますが、
おにぎりのお茶漬けというのも手ではないでしょうか?
凍ったまま職場などに持っていき、
しょうゆなどで味付けをしてあるダシを
保温できる水筒にアツアツの状態で入れておいて、
食べるときにかけて、おにぎりをほぐします。
こうすることで、パサパサ感などは回避できます。
保存期間(賞味期限)の目安は?
冷凍保存の賞味期限は、およそ1か月程度
腐るとどうなる?どうなったら食べない方がいいの?
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- 糸を引いている
- べたべたしすぎている
- カビが生えている
- 異臭がする(酸っぱいにおいなど)
- 酸っぱい味がする
[/check_list]
このような場合は食べない方がよいでしょう。
なお、酸っぱいというのは、そういった具材やふりかけなどを
使用していないにもかかわらず、そのようになっている場合です。
また、具材によって傷みやすさが変わってきますので、
注意してください。