れんこんは、元々水の中で生きています。
ですので、乾燥を極端に嫌います。
保存の際は、極力空気に触れないようにし、
乾燥を防ぐようにしましょう。
そのままの状態のれんこんの保存は?
一節丸ごとの場合は、濡れた新聞紙に包んで
ビニール袋に入れて、野菜室で保存します。
泥がついたものは、泥を落とさずに保存します。
節の途中で切れているものは、穴のところに空気が入ると
変色したり水分が抜けていきますので、空気が入らないように
しっかりとラップに包んで野菜室で保存します。
冬場ですと、どちらも常温保存が可能です。
その際は、風通しの良い冷暗所で保存してください。
さらに、保存を長くする場合は、
タッパーなど密封できる容器にいれて、
水をれんこんがしっかりと浸かるまで入れて、
蓋をして冷蔵庫で保存します。
水を1~2日程度に1度取り替えることにより保存が長くなります。
保存期間(賞味期限)の目安は?
[check_list image=”check1-b”]
- 一節丸ごとのれんこんの賞味期限は、1週間程度
- 節の途中で切れているれんこんの賞味期限は、2~3日程度
- 水に浸けたれんこんの賞味期限は、2~3週間
[/check_list]
[illust_bubble subhead=”新れんこんは長持ちしない” align=”right” color=”red” badge=”check” illst=”check-w3-l”]6月~9月上旬にかけて
出回る新れんこんは、上記のように日持ちしませんので、
できるだけ早く食べるようにしましょう。[/illust_bubble]
切ったれんこんの保存は?
切ったり皮を剥いたりすると、すぐに変色してしまいます。
ですので、切ったり皮を剥いたれんこんは、すぐに使わないようなら
水に浸けてください。残ったれんこんは、タッパーに入れて
水に浸けた状態でふたをして冷蔵庫で保存します。
薄い酢水に浸けておくと、アク抜きにもなりますし、
変色も抑えることができます。
長く保存する場合は、1~2日に一度水を交換してください。
半分に切ったものでも、皮を剥いたものでも、
スライスしたものでも水や酢水に浸けると
保存が可能になります。
保存期間(賞味期限)の目安は?
切ったれんこんの賞味期限は、4~5日程度
冷凍保存で長期保存
れんこんの皮を剥きスライスしたものを、
薄い酢水に2~3分程度浸けておきます。
浸け終わったらキッチンペーパーなどで
水気をしっかりとふき取ります。
これをフリーザーバッグに入れて、空気を
しっかりと抜いたら冷凍保存します。
上記の方法に加え、
れんこんをスライスしたものを、
酢を加えた水で弱火で固めに茹でたものを冷凍すると、
鮮度や食感が楽しめます。
使用の際は、解凍せずに凍ったまま、
煮物や炒め物などに使用すると良いでしょう。
保存期間(賞味期限)の目安は?
冷凍したれんこんの賞味期限は、1か月程度
干しれんこんでさらに長期保存
れんこんをしっかりと洗い皮を剥き、薄くスライスします。
ビタミンCを溶かした水でさっとゆすいだら、
しっかりとキッチンペーパーなどで水気を拭きます。
これをザルやかごに入れて、2~3日程度天日干ししたら完成です。
保存は、瓶やタッパー、ジップ付き袋に入れて、冷蔵保存します。
使用の際は、料理によってそのまま調理したり、少し水でもどしてから
使用すると良いでしょう。
そのまま素揚げにしてれんこんチップスなどもおすすめです。
[illust_bubble subhead=”水でゆすぐ過程はなくても良い?” align=”right” color=”red” badge=”check” illst=”check-w3-l”]ビタミンCを溶かした水でゆすぐ過程は、
あった方がキレイにしあがるのですが、面倒くさい場合は、
水気を拭いた後、そのまま干しても干しれんこんを
作ることができます。[/illust_bubble]
保存期間(賞味期限)の目安は?
干しれんこんの賞味期限は、数か月程度
[quads id=1]
腐るとどうなる?どうなったら食べない方がいいの?
[check_list image=”check1-r”]
- 軟らかくなって溶けたようになっている
- 黒く変色しているところが多すぎる
- カビが生えている
- 異臭がする
- 表面がぬるぬるする
[/check_list]
こうなっている場合は、食べない方が良いでしょう。
れんこんは、空気に触れると、赤茶色やピンクになったり、
黒くなることがあります。切った場合に中まで真っ黒という場合は、
食べない方が良いですが、多少の変色なら問題ないかと思います。
変色は酢水に浸けると、白く戻ることがあります。
また、れんこんは新鮮なものであっても、糸をひくものです。
ですので、糸を引いているからと、心配する必要はありません。
新鮮なれんこんの選び方は?
[check_list image=”check1-o”]
- 傷や黒ずみがないもの
- 全体的に少し黄色く太くてまっすぐなもの
- もったときにずっしりと重く、硬さを感じるもの
- 切ってあるものは、穴の中に黒ずみや褐色がないもの
また、切った部分が黒っぽかったり紫っぽかったりしていないもの
[/check_list]
表面が不自然に白いものは、漂白されている可能性がありますので、
避けるようにしましょう。
まとめ
[check_list image=”check1-g”]
- 一節丸ごとのものは、濡れた新聞紙に包んで
ビニール袋に入れて野菜室で保存する - 筋の途中で切れているものは、しっかりとラップに包んで野菜室で保存
- 水に浸けた状態で保存すると、長持ちする
- 切ったれんこんは、水や酢水に浸けて保存すると良い
その際は、1~2日に1度水を交換する - 冷凍の場合は、酢水に浸けた後、しっかりと拭いて
フリーザーバッグに入れて保存する - 干しれんこんは、薄くスライスした後、ビタミンを溶かした水でゆすいで
水気を拭いてから2~3日天日干しする。
保存は密封できる容器に入れて冷蔵保存する
[/check_list]
保存方法により、保存期間にかなり差が出る食材です。
上手に保存していつでも美味しくいただきたいですね。