ビーフシチューが余った場合や作り置きしたい場合などに
保存が必要になってくるかと思います。
その場合、どのように保存すれば良いのでしょうか?
こちらではビーフシチューの保存方法と賞味期限について紹介致します。
常温保存は?
ビーフシチューの常温保存、鍋の中で置いておくのはNGです。
常温で置いておくと、冷めるのもゆっくりですし、夏場などでしたら、
室内温度が30度を超える場合もありますので、そのような環境で
ビーフシチューを置いておくと、ウェルシュ菌などの菌が繁殖する可能性があります。
なお、ウェルシュ菌は12~50℃で増殖する菌で、
特に43~45℃程度の温度でよく繁殖します。
参照:食品安全委員会 ウェルシュ菌
常温で置いておける時間を書くと
室内が10℃以下の場合なら1日程度。
室内が10℃を超えたら6時間程度と思った方が良いでしょう。
夏場では半日も室内に置いておいたら腐る可能性があります。
冷蔵保存は?
冷蔵保存する場合、鍋のままでも構いませんが、
底の深いお皿に入れてラップをして保存するか、
タッパーやジップ付袋などの密閉できるものに入れて保存すると良いでしょう。
あら熱は鍋を氷水に浸しておいたりして、
できるだけ素早く取って冷蔵保存するようにしましょう。
食べる際は、鍋に入れて再度加熱(中心部が75℃以上で1分以上加熱)するか、
電子レンジで加熱(中心部が75℃以上で1分以上加熱)してから食べると良いでしょう。
保存期間(賞味期限)の目安は?
保存期間は2~3日程度。
ただし、中心部が75℃以上で1分以上加熱を加えれば、
だいたいの菌は死滅しますので(ウェルシュ菌を除く)、
再び素早くあら熱をとって冷蔵庫で保存すれば、1週間程度は日持ちします。
冷凍保存は?
冷凍保存する場合、中に入っているジャガイモが冷凍解凍すると
スが入り、食感が変わってしまいますので、
あらかじめ取り除いておくか、マッシュ状にすりつぶしてから
冷凍した方が良いです。
冷凍する際も、できるだけすばやくあら熱をとってから、
タッパーやフリーザーバッグに入れて保存します。
解凍は?
解凍はゆっくりと解凍した方が劣化が防げるので、
食べる前日に冷蔵庫に移して自然解凍を行ないます。
急いでいる場合は、流水に浸すなどして解凍しても構いません。
解凍後は、中心部が75℃以上で1分以上加熱してから食べるようにしましょう。
保存期間(賞味期限)の目安は?
保存期間はおよそ1ヶ月程度。
それ以上保存すると冷凍焼けなどにより
風味が劣化する可能性があります。
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腐ったらどうなるの?どうなったら食べない方がいいの?
- カビが生えている
- 糸を引いている
- ネバネバしている
- すっぱいにおいがする
- すっぱい味がする
- 変なにおいがする
- 変な味がする
このような状態になっている場合は、食べない方が良いでしょう。
特に常温で長時間置いておいた物はウェルシュ菌による食中毒が心配ですし、
それ以外の菌の繁殖による食中毒も心配です。
また、冷蔵庫で長期間保存していた物も、菌は徐々に繁殖していきますので、
やはり食中毒が心配です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ビーフシチューは常温で置いておくのは危険ですので、
すばやくあら熱を取ってから冷蔵庫で保存するようにしましょう。
冷凍庫で保存する場合は、ジャガイモの食感が変わってしまうため、
ジャガイモを取り除いたり、すりつぶしたりした後に
保存するようにしましょう。