山芋の保存温度は、1~3℃。
光と水気を嫌うので、涼しい時期は、
冷暗所での保存が良いでしょう。
暖かい時期は、冷蔵庫の野菜室で保存します。
そのままの状態の山芋の保存は?
切っていない丸のままの山芋は、
新聞紙に包んで風通しの良い冷暗所で保存します。
おがくずの中に入れて保存すると、
さらに長持ちします。その際は、段ボールなどの箱に
入れて保存します。
夏場など暖かい時期は、新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室での
保存が良いでしょう。
保存期間(賞味期限)の目安は?
[check_list image=”check1-b”]
- 冬場の冷暗所の賞味期限は、1か月程度
- 冷蔵保存の場合は、1か月程度
- おがくずでの保存の場合は、2~3か月程度
[/check_list]
[illust_bubble subhead=”山芋は保存食?” align=”right” color=”red” badge=”check” illst=”check-w3-l”]イモ類はもともと保存食として親しまれてきました。
山芋も日持ちする食材です。
切っていなく保存方法が適切ならば
長持ちします。
野菜室で5か月保存できたという方も
おられます。ですが、鮮度のことを考えると、
早めに使用した方が良いでしょう。
切ってみて色が白く、柔らかくなければ
食べられるかと思います。[/illust_bubble]
切った山芋の保存は?
切った山芋は、切り口より水分が抜けていきますので、
切り口にしっかりとラップをあてて、ゴムなどで縛って
新聞紙に包むか、野菜用の保存袋に入れて
野菜室で保存します。
保存期間(賞味期限)の目安は?
切った山芋の賞味期限は、1週間程度
とろろ芋の保存は?
とろろにすると、空気に触れる部分が増えるため、
あまり保存が効かなくなります。
保存方法は、ほんの少しだけ酢を混ぜて、
ラップをして冷蔵保存します。
長く保存したい場合は、冷凍保存もできます。
ただし、風味が落ちるかもしれません。
[illust_bubble subhead=”酢を入れるのはなぜ?” align=”right” color=”red” badge=”check” illst=”check-w3-l”]とろろ芋は空気に触れると、
酸化し茶色く変色します。
変色を防ぐために酢を入れると、
白い状態で保つことができます。
入れすぎると酸っぱくなるので注意![/illust_bubble]
保存期間(賞味期限)の目安は?
とろろ芋の賞味期限は、3日程度
冷凍保存で長期保存
山芋は、そのままの状態なら日持ちするので、
冷凍する意味はありません。
実際丸ごとのままだと冷凍はできません。
(すりおろすのなら、丸のままでも冷凍保存が可能)
とろろ芋や千切りなど細かく切った山芋、煮るなどして加熱した山芋は、
冷凍保存することができます。
保存方法は、いずれもフリーザーバッグに入れて、
空気をしっかり抜き、平らに伸ばしてから冷凍保存します。
金属トレーの上に置いた状態で冷凍すると、鮮度が保たれます。
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使用の際は、流水で解凍するか電子レンジで半解凍し
自然解凍あるいは流水で解凍します。
[illust_bubble subhead=”煮物目的の冷凍” align=”right” color=”red” badge=”check” illst=”check-w3-l”]煮物にする場合は、冷凍保存方法が少々異なります。
山芋の皮を剥き、輪切りか半月切りにしたら
固めに茹でます。冷水で冷ましたらキッチンペーパーなどで
水気を取って、フリーザーバッグに入れて冷凍します。
使用時は解凍せずにそのまま調理してください。[/illust_bubble]
保存期間(賞味期限)の目安は?
冷凍山芋の賞味期限は、1か月程度
[quads id=1]
腐るとどうなる?どうなったら食べない方がいいの?
[check_list image=”check1-r”]
- 異臭がする
- カビが生えている
- 切ってみて茶色く変色している
- 軟らかくなっている
- ドロドロになっている
- かなり萎びている
[/check_list]
切って少しすると、ピンク色や黄色、赤茶色になったり
変色しますが、これは酸化が原因です。風味は落ちるかもしれませんが、
食べても問題ありません。ですが、切った瞬間から茶色に変色している場合は、
食べない方が良いかと思います。
山芋を食べるとピリピリとすることがありますが、
これはアクが強いともいいますが、原因はシュウ酸カルシウムで、
食べても問題ありません。
酢水に浸けることによって、ピリピリ感を無くすことができます。
新鮮な山芋の選び方は?
[check_list image=”check1-o”]
- 皮が自然な肌色でハリツヤがあるもの
- ヒゲ根があり、かつヒゲの根元が黒ずんでいないもの
- 表面があまりデコボコしていなく、滑らかなもの
- 傷がないもの
- 皮がしっとりと湿っているもの
- 切ってあるものは切り口が白くみずみずしいもの
[/check_list]
まとめ
[check_list image=”check1-g”]
- 切っていない山芋は長期保存が可能
- 保存は新聞紙に包む
- 切った山芋は、しっかりとラップをして新聞紙に包む
- とろろ芋にした場合、少し酢を混ぜることで変色を防げる
- 千切りやとろろにすると冷凍保存が可能
(煮物にするときは、輪切りや半月切りにする)
[/check_list]
山芋は、とろろにするほか、煮物にすることで
芋のホクホク感が味わえます。
天ぷらにしても美味しくいただけます。
長期保存できる食材なので、
様々な料理にチャレンジしたいですね。