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作った麦茶の保存方法と賞味期限は?

執筆者:食品衛生責任者 牟田 元気(むた もとき)

暑くなると麦茶がかかせなくなりますよね。
涼しい季節でも、麦茶にはカフェインが入っていませんので、
重宝するかと思います。
そこで、こちらでは作った麦茶の保存方法と賞味期限について
ご紹介いたします。

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常温保存は?

涼しい時期ですと1晩程度持つかもしれませんが、
暑い時期は冷蔵庫に入れずに置いておくというのは
少々危険かと思います。
常温と言われる温度は、25℃程度(微生物学的に)とされていますので、
これを超える夏場などは腐る可能性があります。

賞味期限については、環境や麦茶の状態、
水出し麦茶なのか煮出した麦茶なのかによっても
変化しますので、一概には言えませんが、
暑い時期は1日置いておくのは危険だと考えます。

麦茶

冷蔵保存の場合は?

煮出し麦茶の場合、煮出してからできるだけ素早く
麦茶を冷やすこと(粗熱をとる)で細菌が繁殖しにくくなります。

冷やし方としては、
やかんで煮出した場合は、桶に水を張って
その中に入れて流水を流しておくと、冷めやすくなるかと思います。
また、水の中に保冷剤や氷を入れておくと、より素早く冷めるかと思います。

冷めたら、あらかじめ熱湯で消毒したポットなど保存容器に入れて
しっかりと栓をして冷蔵庫で保存してください。

この際に、ティーパックを入れっぱなしにしておくと、
腐敗を促進する可能性があるので、取り除いてください。

一度冷蔵保存した麦茶を常温でしばらく置いておくなど、
急激な温度変化を繰り返すと傷みやすいため、
できるだけ麦茶の温度が変化しないように使いましょう。

また、容器に直接口をつけて飲まれると、そこから菌が入り込み
繁殖していきますので、飲まれる際は必ずコップなどに移してから
飲むようにしてください。

また、麦茶の継ぎ足しなどはしないでください。
新しく作る際は、必ず容器を一度洗剤などで洗ってから熱湯消毒して
入れるようにしてください。
水洗いだけだと、菌が繁殖する恐れがあります。

保存期間(賞味期限)の目安は?

目安としては、水出し麦茶も煮出し麦茶も冷蔵庫で3~4日程度
安全をとるなら2~3日程度といったところかと思います。

もちろん菌が繁殖しないように作った場合は1週間以上持つこともありますが、
長くても4日でとどめておいたほうが良いかと思います。

特に、煮出した後、自然に常温になるまで放置(長く常温で放置)していたものは
菌の繁殖しやすい温度でしばらく放置することになりますし、
水出し麦茶の場合は、煮沸しないため菌が入り込み繁殖する可能性があるので、
冷蔵庫であっても1週間など長く保存するのはよくありません。
この場合は、早めに飲みきるように心がけましょう。

水道水で水出しした場合は、水道水のカルキによって
菌が繁殖しにくいというのはありますが、
浄水器を通して出した水やミネラルウォーター、
一度沸騰させたお湯を冷ましたものなどでカルキが含まれていないものは、
菌が繁殖しやすいかと思います。

冷凍して氷にする方法もあり?

麦茶を冷凍して氷にすることで、
次に麦茶を煮出した時に、あらかじめ作っておいた
麦茶氷を入れると、麦茶を薄めることなくすぐに冷やすことができます。

家を何日か空けてしまうような場合や、
急速に冷やしたい場合に、麦茶氷にしておくと良いかもしれません。

なお、製氷皿で作ると、キューブ状の麦茶氷になりますので、
使い勝手が良いかと思います。

水筒に入れる場合は?

麦茶を水筒に入れて持っていく機会は多いかと思います。
水筒に入れる場合は、水筒に汚れが残らないように洗っておき、
熱湯消毒しておきます。

水筒に入れた麦茶はその日のうちに飲み切ってしまうものだと思うので、
保冷できる水筒の場合は、水出しでも煮出しでも基本的にはどちらでも構わないでしょう。

ただし、次の日に持ち越すということはしないようにしてください。
また、できれば口をつけて飲むということをしなければ、
保存できる時間は長くなります。

保存期間(賞味期限)の目安は?

水筒の種類や状態や麦茶の状態によって菌の繁殖数は変わってきますので、
一概には言えませんが、魔法瓶であれば、しっかりと冷やしている麦茶
あるいは熱い麦茶であれば、目安として1日程度
魔法瓶でない場合でしっかりと冷やしているあるいは熱い麦茶であれば、
目安として半日で飲みきるということを心がけるとよいかと思います。

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良い作り方・保存方法は?

  • 良い作り方としては、煮出した麦茶をできるだけ早く
    冷やして、冷蔵庫に入れること。
    (より長く保存するということを前提に言えば、純水道水なら水出し可)
  • 保存容器は、プラスチック製のものだと容器が傷つきやすく
    傷つくとそこに汚れ・菌がたまりやすいため、
    できればガラス製の保存容器に入れる。(そこまでこだわる必要はないかと思いますが)
  • 保存容器は、麦茶を入れる前にしっかりと洗剤で洗って熱湯消毒しておくこと。
    (水洗いだけでは不十分)
  • 飲むときは必要分だけコップなどに注いで麦茶はすぐに冷蔵庫に入れる。
    温度変化を繰り返さない。
  • 保存容器に口をつけて飲まない。(口をつけてしまうとそこから菌が繁殖する)


ということを心がけるとよいかと思います。

腐るとどうなるの?どうなったら飲まないほうが良いの?

  • カビが生えている
  • ぬめり気・とろみが出てきている
  • 酸っぱくなっている(変な味がする)
  • 臭いが変わってしまっている

このようになっている場合は、飲まないほうが良いでしょう。
なお、白いかすのようなもの、黒いかすのようなものが麦茶内に
沈殿あるいは浮遊することがありますが、麦茶の皮であったり、
白いものは実やパックのカスという場合があり、
これらの場合は飲んでも問題はないのですが、
保存していて急に出てきた場合は、カビの可能性があります。
その場合は、飲まないようにしたほうが良いかもしれません。

まとめ

麦茶はでんぷん質を含むため、普通の水よりも腐りやすいといえます。
作り方や保存方法によって保存期間が大きく異なりますので、
上記で書かせていただいた目安はあくまでも目安でしかありません。
一つ言えることは、なるべく早めに飲んだほうが良いということです。

その日のうちに、あるいは1~2日程度で飲むのならどういった作り方でも
構わないと思いますが、日持ちさせたいなら、
煮出した麦茶をできるだけ早く粗熱をとって
冷蔵庫に入れるという方法が、無難かと思います。

意外と早く酸っぱくなったり、中にふわふわしたものが
浮き出したりしますので、そうならないうち(3日程度)に
飲みきりたいですね。

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